保育士に休憩はあるのか、処遇改善に向けた取り組み方で園長を納得させる方法

Uncategorized

保育士として働き、子どもがお昼寝している時は休んでいると思われがちな保育現場。保育のリアルは眠っている間こそ集中して仕事をしています。休憩なく働く保育士。どのようにしたら園長先生に伝わるのか、実際に経験したことを踏まえて、休憩保育士の予算を組んでくれた方法をお伝えします。

「午睡時間は保育士も休んでいる」園長先生の勘違い

保育園で休憩もないのに、園長先生が「子どもが寝ている時は休めている」と勘違いしている事実があります。前提として、園長先生は現場のリアルを知りません。保育士からしたら「寝ている間が一番頭を使い仕事している」感覚です。園長先生は現場をわかっておらず、子どもが寝ている時に休みなさいと言っています。給食を食べている時間も休んでいると‥「かわいそう」アピールではなく、事実ベースで話すのがポイントです。

園長先生に伝わる、予算も動かせる無理なく改善に持っていけるためのコツ

結論

園長先生の思い込みを壊しつつ、数字と提案で心を動かす。

保育士って感情労働だし、体力を使っていることも伝わらない

不満だけ言っていただの愚痴で終わる。事実+改善案(予算含む)+効果をセットで伝える

ポイント①寝ている=休んでいるという誤解を数字と行動で壊す、まず、子どもが寝ている間に保育士がしている仕事をリストにして伝える。

例、連絡帳の記入、保育日誌の記入、5分10分毎のSIDSの記入、午後の活動準備、月案週案作成、クラス内ミーティング、職員間の情報共有、トイレ掃除、玩具の除菌、保護者対応の段取り、子ども達の汚れた服の水洗い、汚れた服の仕分け、眠れないこの対応、みんな時間になったら一斉に眠るわけではない、体調不良の子への対応、行事の準備、制作活動の準備、各研修などの資料作成・提出資料まとめ、常に頭はフル回転です。コーヒーをゆっくり味わって飲むこともできません。

「子どもが寝ている時こそ仕事が集中できる」事を見える化すること。

ポイント②業務負担を「見える化」して、改善の必要性を数字で示す。

「休憩ゼロ、勤務中ずっと気を張っている」などの話は、感覚的に伝えても理解されにくい。

こんな伝え方が効果的「何日から何日までの1週間、実際に何時間休憩が取れていたのか記録してみました。」「保護者対応で、退勤時間が過ぎてしまったことが週に何分ありました。」

ポイント③「休憩保育士」の導入提案はコストとリターンで説明する。

予算がかかることは園長は基本したがらない。

伝え方の例「例えば、パートで一日3時間、週5日、休憩保育士をお願いすると月に〇万円のコストです。ただそれにより、職員の離職リスクが下がって、保護者からの信頼も守れます。長い目で見れば、人材確保コストより安く済みます」「人件費はかかりますが、今いる職員を守る意味でも必要だと考えています。」「良い人材が確保できれば、保育士不足の中、園長先生が新しい保育士を探す労力も省けます。」

最後に

ステップ内容
①見える化寝ている時間の仕事、休憩ゼロの現状を記録&リスト化
②小さく始める提案休憩保育士をパートで週1日からでも導入案を出す
③園長を味方に「一緒に職員の働きやすさを守っていきたい」と巻き込む

まとめ

感情だけでは園長先生は動かない。事実+数字+提案+効果で伝える。「対立」ではなく「協力依頼」にするのがコツ!「休憩は贅沢品」ではなく、「必要な権利」です。

無理せずにできる範囲で声をあげることが現場を守る一番の行動です。諦めずに、園長先生に声を上げていきましょう。そのためにはまず、園長先生との信頼関係が必要です。一番難しいですが、保育に対する熱意を伝えながら、もっと頑張るためには休憩が必要だと誠実に伝えていきましょう。

保育士は頑張っています。信念があれば、なんくるないさ〜☆

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました