娘と乗り越えた登校しぶり、楽観的な母とセンシティブな娘のお守り

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4月になると思い出す登校しぶり

新学期が始まり新しい環境がスタートしましたね。この時期になると私は、娘と作ったお揃いのミサンガを思い出します。

「登校しぶり」と聞いた事はあるでしょうか。私もなんと無く耳にしたことはありましたが、実際に体験するとは思ってもみませんでした。センシティブな娘と楽観的な私が乗り越えた方法をお伝えします。

娘が小学校に入学し間もない頃、担任の先生から電話がありました。

  • 一度目の電話 「ランドセルが重く転んでしまったので教科書を学校に置いています。」
  • 二度目の電話 「授業中に泣いてしまう事があるので保健室で過ごしました。」
  • 三度目の電話 「大きな声で泣くので授業が進まず困っています。どうしたらいいでしょうか。」

私は一度目の電話で、確かにランドセル重いよね。何で毎日教科書持ち帰るのだろう。と思いながら、担任の先生の対応に感謝を伝えました。

それから数日後、二度目の電話がありました。その頃、家でも不安そうな表情があったので担任の先生に伝え様子を見守ってもらうことにしました。

その翌日、三度目の電話でようやく事の重大さに気付かされました。担任の先生が本当に伝えたかった事は大きな声で泣く事なんだと。その時に初めて知った小学校での娘の姿。毎日大きな声で泣く為、授業が進まず、支援の先生に対応をお願いしている日々が続いているという事。遠く離れた保健室まで泣き声が聞こえるので保健室の先生も心配し保健室で受け入れていた事。家ではシクシク泣くことはあっても、大きな声で泣くことは無かった為すごく驚きました。

「新学期だし仕方ないよね」の思い込み

娘は毎朝学校へ行きたがらず、登校を渋っていました。しかし、保育園の頃も休み明けなど登園しぶりがあった為、同じような感覚でいました。泣かれることに慣れていたのかもしれません。毎夜、不安な表情で「明日学校?」と娘は聞くだけでそれ以上は話してくれず、特に気にしていませんでした。私は「新学期だし、仕方ないよね、でも保育園の友達も同じクラスだし大丈夫」と私自身に言い聞かせている所もありました。私もフルタイムで仕事をし時間に追われ、そこまで真剣に娘の話に耳を傾ける時間が持てなかったことも原因です。

ミサンガ作りのキッカケ

まずは、娘の話をよく聞くことから始めました。子どもの気持ちに寄り添う事で、何が原因で学校に行きたくないのか理解することが重要だと考えたからです。娘は授業中わからないことがあっても、担任の先生に聞くことができず、困った時に泣いて訴えていたようでした。話し合う中で、ママになら何でも話せると言ってくれました。困った時にママがずっと側にいてくれたらいいのにとも話してくれました。私は、娘の側にいてあげたいと思いました。しかし実際にずっと一緒という訳にはいきません。心が繋がる方法として、お守りを持たせることにしました。実際に肌に身に付けられ、すぐに目に入るミサンガをお揃いで作ることにしました。

ママがずっと側にいるよ

「学校で困ったことや寂しくなった時はママを思い出してね。」ママはずっと側には居られないけど、ミサンガのお守りを見て思い出してね。ママはいつでも側にいるよ。ミサンガが切れた時は、「娘にとってママが居なくても一人で頑張っていける証拠だから」と話しました。すると次第に泣く回数が減り、登校渋りも無くなりました。

悩みは尽きませんが「なんとかなるさ」の精神を大切に

子どもは本当に大切なことは話してくれないんだなと感じました。保育園の頃は聞いていないのに何でも話してくれました。笑。また送迎時に保育士さんから様子を聞く事ができました。しかし、小学生になると連絡方法がパタリと無くなる事の重大さを改めて感じました。担任の先生と話すことが年に数回しか無いのだと・・・

きっと今回の件は娘からは話してくれなかったと思います。今では当時の担任の先生からの電話に感謝しています。今、登校しぶりで悩んでいる方がいらっしゃいましたら、読んでいただけると幸いです。子どもの事となると自分の事よりも悩みます。母親として出来ることは全てやってあげたいと思います。しかし、子どもとずっと一緒にはいられません。子ども自身も成長し、自分自身で解決していく力を身につけなくては生きていけません。私は子どもを信じて見守り、応援していきたいです。私たちがミサンガのお守りを通して乗り越えた経験が、少しでもお役に立てたら嬉しいです。

なんくるないさ〜を大切に☆

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