娘が小学校一年生の頃、隣の席のお友達から「息が臭い」と言われてしまい、ショックを受け落ち込んでいました。その事実を打ち明けられた時、私は何と声とかけたら良いのが悩み、悩んだ結果ハーッと自分の息を娘に吹きかけました。
誰にも言えない秘密とは
小学一年の娘と一緒にお風呂に入り、何気ない会話を楽しみながら温まっていました。すると娘が突然「でもね、ママにも絶対に言えない秘密がある。」と話し出しました。私も気になり聞いてみますが、なかなか話してくれませんでした。何とか聞き出したい私は、「人に話すと気持ちが楽になる事もあるよ。ママは誰にも言わない約束は守るよ」と伝えました。
「息が臭い」と落ち込む娘
すると娘は、泣きながら話してくれました。「学校で息が臭いって言われた‥」私は思いもよらない発言に驚き、何と返せば良いのか悩みました。その末に、「私は誰でも息は臭いよ」と言いながらハーッと私の息を吹きかけました。すると娘はクスッと笑ってくれました。続けて私は「きっと、そのお友達も息は臭いと思うよ。」と話しました。それで会話を終えても良かったのですが、この機会に大切な事を伝えておこうと思いました。「お友達は嘘をついた訳では無く、本当にそう思ったのだと思う。でも、人を傷つける言葉があると知ってほしいね。」言葉の剣で心を刺されると心に傷がつく事もある。実際に思った事があっても、人を傷つける言葉は使わないようにしていこう。
擦り傷と心の傷の違い
心の傷はなかなか治らない。擦り傷や切り傷はかさぶたになって治る事が多い。目に見えるので誰かが心配してくれて、「大丈夫？」って声をかけてくれるかもしれない。だけど、心の傷は目に見えないから誰も気づいてはくれない。だから信頼できる人に話す事。ママに話す事。一人で悩まないで話す事。心の傷は目には見えない。誰かに話さないと心の傷は治らない。一人で悩むよりも誰かに話して、どうしたら良いのか相談した方が、心の傷は治りやすいよ。と伝えました。
目に見えない心の傷の治し方
「ママに話してくれてありがとう。」きっと話したことでスッキリしたのか、次第に娘の表情が明るくなっていった。誰にも言えない秘密を、私に話した事で気持ちが楽になったのだろう。お風呂から上がった娘は「ママ！心の傷がもう治ったみたい」と話しくれた。これからも社会に出て集団で生活していく中で、友達関係で悩むことがあるだろう。少しでも気持ちが楽になるように、ママに話してほしいと思います。成長するにつれ、きっと何も話してくれなくなるだろうから。今のうちにママには何でも話せる関係性を築いていきたい。
悩みは尽きませんが、なんとかなるさ精神を大切に。
今回、悩みを自分から打ち明けてくれた娘に感謝します。私も子どもの悩みに気づくことができました。今、お友達から言われた言葉で悩んでいる方がいたら、読んでくれると嬉しいです。また、お子様にどんな言葉をかけたら良いのか、どんなアドバイスをしてあげたら良いのか迷っている保護者の方がいらっしゃいましたら、参考にしていただけましたら幸いです。子どもの事となると自分の事よりも悩みます。母親として出来ることは全てやってあげたいと思います。しかし、子どもとずっと一緒にはいられません。子ども自身も成長し、自分自身で解決していく力を身につけなくては生きていけません。私は子どもを信じて見守り、応援していきたいです。私たちが会話を通して乗り越えた経験が、少しでもお役に立てたら嬉しいです。
話し合えば、なんくるないさ〜☆
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