娘のまばたきチック症が教えてくれたこと、生活改善や治し方

Uncategorized

私の娘が3歳の頃、テレビでYouTubeを見ている時に瞬きの回数が多く、義理の母親に「なんか目がおかしくない」と言われました。よくよく見てみると、瞬きの回数が以上に多く、私はすぐにチック症だとわかりました。保育士として働く私はまさか自分の子がチック症になるとは思ってもいませんでした。どこか専門職としてのプライドもり、娘の変化に最初に気づいてあげられなかった悔しさもありました。自分自身娘との関わりで反省することが沢山あり生活の見直しを始めました。

保育士としてのプライド

保育士として働く私は、一人で何十人もの子どもたちを見ることができます。今まで受け持つ子どもたちのチックにもいち早く気づく事ができていました。保育士としての自信もありました。しかし、娘のまばたきチックには義母に言われるまで何も気づきませんでした。家では、「我が子一人のチックにも気づくことができないのか」と、すごく落ち込みました。

私は今までチック症で悩む保護者の相談に乗ることもあり、アドバイスをしたりすることもあります。専門職としての知識を伝えながら、その子の保育園での様子を伝えることもあります。一緒に原因を考えながら、解決に向け保護者とお話ししてきました。まさか、我が子に起こるとは思ってもみませんでした。実際に目の当たりにし、チック症に気づくとこんなにも不安な気持ちになるなんて思ってもいませんでした。子どもの体に起きた変化ですが、まるで私の子育てを否定されているかのような感覚にも陥りました。ストレスのある日常だったのか、環境に問題があったのか、愛情不足だったのか…様々なことが脳裏をよぎり、私自身保育士としてプロ意識を持っていましたが自信がなくなりました。

我が子のSOSに気がつくことができませんでした。

チック症の原因

チック症は様々な原因で引き起こされることがあります。不安や緊張、ストレス、疲れ、睡眠不足などが大きな原因なのではと考えられています。私は娘がなぜ瞬きのチックになってしまったのかを考えました。何かストレスがあったのか、保育園生活で何かあったのか等、娘について考えましたが特に思い当たる事がなく、悩んでいました。ふと我に帰り、私の生活環境の変化があったことに気づきました。育休明け、短時間勤務からフルタイムになり、仕事と家事育児に追われていました。振り返る間もなく、過ぎていく日々、娘にもかまってあげておらずにいました。家では持ち帰りの仕事をし、娘にyoutubeを見せている事が多いことに気がつきました。娘もyoutubeを喜んで見ていましたし、娘が集中している間は仕事が捗りました。私は休みの日も娘にアニメやyoutubeを見せ、娘の背中を見ながら机で仕事をしていました。仕事に追われ、家庭に仕事を持ち込んでいました。フルタイムで仕事に復帰したばかりなので頑張らなくてはと意気込んでいたのかもしれません。

今まで娘の背中ばかり見て、娘と顔を合わせずに同じ部屋にいたのです。同じ場所、同じ空間にいても心は別のことを考えていては、瞬きチックに気がつくはずがありません。なぜ仕事をしているのか、何の為に仕事しているのか、休みは誰の為にあるのか‥今までの家庭での行いを反省しました。

父親「子どもが教えてくれたんだよ」

私は今までの出来事を旦那さんに話しました。家での娘との関わり方、私の保育士としてのプライドや上手く両立出来ない不安等、正直に伝えました。すると旦那さんは「子どもが教えてくれたんだよ」と話してくれました。私は、その言葉でなんだか救われた気持ちになったことを今でも覚えています。私の中で旦那さんも「保育士なんだから‥」と思っていると勘違いしていました。私自信、自分で自分にプレッシャーをかけていた事に気がつきました。「私は保育士なんだから‥」子どもの事は全てわかっていて当然と、育児も全部自分でできるとハードルを上げていました。実際、保育と子育ては全くの別物です。先生と母親です。家庭でも先生だと子どもも私も疲れてしまいます。旦那さんの言葉でふと我に返る事ができました。私が不安な時にその言葉をくれた旦那さんに感謝します。

生活や関わり方の見直し

それから私は、家庭での仕事の持ち帰り作業はしなくなりました。資料作成や製作なども勤務時間内で終わるように完璧主義をやめ完了主義になりました。今考えても完璧な仕事なんて無いですからね。気持ちも楽になりました。手が回らない時には誰かに頼る事、できない時ははっきり断ること、母になり少し強くなりました。実際には強くならないといけないのだと感じました。今まで独身の時の様に全てが自分の時間ではなく、子どもの時間になるということ。子どもを産み育てるという事の偉大さを改めて感じました。

家庭に仕事を持ち込まないとは言っても、保育士という職業は我が子と関わる上で活かせる事が多いのも事実です。また娘と遊ぶことで沢山の仕事のヒントをもらう事ができています。これからも我が子と過ごす時間を大切に、顔と顔を向き合わせて対話していきたいです。

チック症必要な時には専門医に相談

私の娘のチック症は一ヶ月ほどで落ち着きました。チック症は一時的なもので自然に改善することが多い様です。またチック症は年齢とともに軽くなることが多く、遺伝的な要素も関わっています。特別な治療は必要なく、本人や周囲が気にしすぎるとストレスで悪化することもある為、温かく見守る事が必要です。しかし、症状が長く続き日常生活に支障がある場合など、心配な時は小児科などの専門医に相談をお勧めします。適切なアドバイスをもらう事で気持ちが安定し子どもと関わることができます。

気づかせてくれてありがとう。なんくるないさ〜☆

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました